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2006.12.31

繭Tips 第6回の補足

前々回の繭Tips 第6回で、テンキーについて書いた。
さて、実際に使ってみると不具合が。押しっぱなしでリピートさせると2回に1回しか機能しない(つまり、標準の半分の速度になる)。ロールオーバー入力が出来ない。

後者はかなり痛い。解決法として、&Prefixを使う方法を思いついたけどもまだ書いてはいない。

と言うわけで、やっぱりハードウェア対応している場合はそれに頼った方が楽だと言うことで。

mayuで出来るんだったらmayuでやった方が色々と融通が利くので、いずれまた書きます。
Posted at 18:55 | | COM(0) | TB(0) |
2006.12.22

繭Tips 第7回 SandSじゃないSandS

Mod Shift += !!Space

言わずと知れたワンショットモディファイア。この場合はいわゆるSandSだ。使っている人は結構いると思う。

しかしこれをやっている人でも互換性の問題から左右のシフトを残している人が多いんじゃなかろうか。その場合、シフトが3キーになってもったいない気もする。

そこで、センター(スペース)にもサイドにもShiftの機能を持たせておいて、両方押すとまた別のモディファイアになるってのはどうだろう。

どういうことかというと、例えば
サイドシフト+a で"A"
センターシフト+a でも"A"
サイド+センター+a なら"1" と言う具合。

サイドシフトはそのままにしておき、センターには繭のMod1を割り当てることにしよう。
そして、M1が効いているときに他のキーが押されれば、Shiftが押されているときと同じ動作をするようにする。

Mod Mod1 = !!Space

key M1-* =
key a = S-*a
key b = S-*b
key c = S-*c
key d = S-*d
   ・
   ・
   ・

そして、M1(スペース)とShiftの両方が押されている場合も定義する。

key M1-S-* =
key a = *_1
key b = *_2
key c = *_3
key d = *_4
   ・
   ・
   ・

3鍵押しなのでそうそう使えないが、記号だけ割り当てるなんていうのは悪くないかも知れない。あるいは、日本語入力中にセンターシフトまたはサイドシフトで英小文字と数字、センター+サイドで英大文字と数字段シフト側の記号など。
Posted at 00:11 | | COM(0) | TB(0) |
2006.12.20

繭Tips 第6回 テンキーとNumLock

普段はデスクトップなのだが、仕事でどうしてもノートを使う必要が出来たので使い始めた。東芝のダイナブック。余計なプリインストールアプリも富士通などに比べれば少なく、概ね良好なのだが唯一の不満はスペースキーが左に寄りすぎていること。無変換が打ちにくい。無変換を文節確定とMod0(カーソルやウインドウの移動)にあてているので多用するのだが。さすがに左手は左に一列ずらせないしなあ。

で、ついでにテンキーも買った。まあそんなには使わないんだけどあればあったで使うかなあと思って。

テンキーにはNumLock問題というのがある。ノートPCの右手部分は、NumLockがかかると数字入力が出来るようになる。
で、これのどこが問題かというと、テンキーから数字を入力するときはNumLockを掛けなければならない。じゃないと「Home」「↑」「PgUp」などが入力されてしまう。
テンキーで数字を入力するためにNumLockを掛けると、フルキーボードの右手側も数字入力になってしまう。

今販売されているテンキー、ほとんどが「NumLock問題対応」と謳われていると思う。対応法は大きく二つ。


  1. テンキーからの入力は、フルキーボード数字段をエミュレートする。

  2. テンキー独自のNumLockを持たせる。


僕の知る限り、以前は1.の対処法が多かった。最近は2.が多い。

1.にはいくつか問題点がある。まず、かな入力(旧JIS)で数字入力が出来ない。「123」と打っても「ぬふあ」と入力されてしまうので。また、かな入力でなくても、例えばIMEの設定で「テンキーからの入力は必ず半角」としていても有効にならない。テンキーから送られるのがフルキー数字のキーコードだから。

最近よく見るようになった2.のタイプ。1.の場合もそうだが、テンキー自体が独自NumLockを持つ。独自NumLockが掛かっているときに、なにが起こっているのだろう。

mayuで調査してみると

NumLock
Num1
NumLock

テンキーが押されると、一瞬NumLockをかけ、数字を入力。そして速やかにNumLockを外す、と言うことがされていた。

この方式だとかな入力でもローマ字入力でも問題なくちゃんとテンキー側のキーコードで入力できる。


やってることは単純なので、同じことをmayuでやってみよう。
繭のLockを使って独自NumLockを作る。

key NumLock = &Toggle( Lock0 )

key L0- =
key Num1 = NumLock Num1 NumLock
key Num2 = NumLock Num2 NumLock
       ・
       ・
       ・
key NumEnter = NumLock NumEnter NumLock


1.のタイプでも、独自NumLockを掛けていないときはテンキーのコードが送られていると思う。この設定をすれば、1.のテンキー使用者も、「テンキーからの入力は半角英数固定入力で」を有効に出来る。


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Posted at 22:36 | | COM(0) | TB(0) |
2006.12.11

μTRONキーボード

各所で話題になっている件のキーボード。斜めなのがクソだとか、キーピッチは19mmにしろとか、一部では不満の声もあがっているが、はっきり言って僕の理想に相当近い。全キー30gなら言うこと無い。


|Esc | 1| 2| 3| 4| 5| 6 | | 7 |8 |9 |0 |- |^ | \ |
|NL |漢| Q| W| E| R| T|消| |挿|Y |U |I |O |P |@ | [ |
|メ|Al| A| S| D| F| G| | | |H |J |K |L |; |: |] |
|Ctr| Z| X| C| V| B| Tab| |Ent |N |M |, |. |/ | _ |
|Pu| 空白|Sh|無変換| |変換 |Sh|Back |↑|
|Fn|始|Pd|終| |ひら| |英数| |←|↓|→|Fn|


写真があまりみつからないので一部は想像。ファンクションキー、PrintScreen、ScrollLock、PauseはFnと組み合わせて打つんだろう。Menu(メ)がWinキーだとすると、ContextMenuキーがないぐらいか。

さて、このままでは使いにくそうなのでmayuの出番。実際には触ってみないことには分からないが、とりあえず考えてみるだけでも面白い。


|Esc | 1| 2| 3| 4| 5| 6 | | 7 |8 |9 |0 |- |^ | \ |
| [ | Q| W| E| R| T|消|漢| |挿|Y |U |I |O |P |@ | ] |
|メ|Ct| A| S| D| F| G| | | |H |J |K |L |; |: |]_|
|Alt| | Z| X| C| V| B| |Ent |N |M |, |. |/ |Alt|
|Pu| Ctrl|確| 空白| |Back |確|Shift|↑|
|Fn|始|Pd|終| |Mod0| |Mod1| |←|↓|→|Fn|



現在つかっている配置に近づけてみる。うーむ、Bがもったいないな。Fnが弄れるなら真ん中のでかいキーに割り当てたいところなのだが。もうちょっと考えよう。
Posted at 03:07 | 鍵盤 | COM(0) | TB(0) |
2006.11.27

「イベントがあっている」

「ている」を取らない動詞として、「ある(有る・在る)」「いる(居る)」「要る」がよくあげられる。
「話を聞いている」「男は死んでいた」とは言えるが、「家はあっている」「男が居ていた」とは言えない。

博多弁には「あっている(ありよう・あっとう)」という表現がある。博多弁だけの特徴ではないと思うがどのあたりで使われているのかは分からない。

「あっている」は使われるのだが、博多弁でも「居ている」「要っている」とは言えない。この違いは何だろう。

「あっている」も使える場合と使えない場合がある。
「イベントがあっている」とは言えるのだが「家があっている」とは言えない。

「あっている」と言えるのは、gooの明鏡国語辞典で言うと[一]-5(2)の場合に限られる。

(2)行事・催し・会合などが行われる。
「これから会議が―・る」



動詞の分類として、時間に着目し「瞬間動詞・継続動詞・状態動詞」と分ける方法がある。「ている・てある」形は「瞬間動詞・継続動詞」を「状態動詞化」したものだ。
「ある・いる」は通常「状態動詞」なのだが、「これから会議がある」の場合は「継続動詞」としての性格があらわれてくる。なので「あっている」と言えるのだろう。
「いる」にはそのような用法がないので、「いている」とは言えないのだ。

「会議があっている」をあえて標準語に訳すと「会議が行われている」あたりになると思う。「行われる」だと動作の主体がイメージされてしまうので、ニュアンスが変わってしまう。

ちなみに「ありよう」は進行相、「あっとう」は完了相。
Posted at 00:59 | 雑記 | COM(2) | TB(0) |