2005.08.11
T9 (または日本語に「ろ」は必要か)
暑さのせいでハードディスクが一台逝きかかりました。おかげでOS再インストールの羽目に。ファンにホコリが詰まってました。やっぱ基盤むき出しは良くないのだろうか。
で、そのついでにATOK17をインストールしてシステム辞書をテキストに書き出しました。(ATOK2005はシステム辞書を書き出すことはできない)。
なんのためかというと、以前U氏のところでちょっとコメントした似非T9化のため。ちまちまやってても埒があかないので力ワザでやってみることにしました。
手始めに、「ろ」を廃止して「る」に統合したのですが、なんの支障もございません。どういうことかというと「るうにんせい」と打つと「浪人生」と変換されるようになったわけです。「るくどうりんね」で「六道輪廻」に、「ゆうじるう」で「幽次郎」に変換されます。
「ろ」と「る」は行も同じで見た目も似ており、さらに僕の使っている月配列では同じ指の表と裏に該当します。その割に、被って使われる語が少ないので特に上手く行くのでしょう。将来的にはすべてのカナを一打で入力することを目論み、引き続き挑戦していきます。
と思ったけどやっぱり問題が。助詞の「ろ」「(だ)ろう」が上手く行かない。ATOKは助詞を登録できないので「ろ」を廃止するのは難しいな。一応「ろ」を「る」の読みで「接尾語」に登録して見たけどいまいち。残念。WXGは品詞も作れるらしいから上手く行くかもなあ。
で、そのついでにATOK17をインストールしてシステム辞書をテキストに書き出しました。(ATOK2005はシステム辞書を書き出すことはできない)。
なんのためかというと、以前U氏のところでちょっとコメントした似非T9化のため。ちまちまやってても埒があかないので力ワザでやってみることにしました。
手始めに、「ろ」を廃止して「る」に統合したのですが、なんの支障もございません。どういうことかというと「るうにんせい」と打つと「浪人生」と変換されるようになったわけです。「るくどうりんね」で「六道輪廻」に、「ゆうじるう」で「幽次郎」に変換されます。
「ろ」と「る」は行も同じで見た目も似ており、さらに僕の使っている月配列では同じ指の表と裏に該当します。その割に、被って使われる語が少ないので特に上手く行くのでしょう。将来的にはすべてのカナを一打で入力することを目論み、引き続き挑戦していきます。
と思ったけどやっぱり問題が。助詞の「ろ」「(だ)ろう」が上手く行かない。ATOKは助詞を登録できないので「ろ」を廃止するのは難しいな。一応「ろ」を「る」の読みで「接尾語」に登録して見たけどいまいち。残念。WXGは品詞も作れるらしいから上手く行くかもなあ。
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日本語入力に関する大胆な提案(?)です。http://jisx6004.blog
Re: T9 (または日本語に「ろ」は必要か)(@月は空き地でいっぱい)他1件 | 親指シフトウォッチ at 2005.08.21 22:13
この記事へのコメント
WXGでも品詞は…意味属性辺りが精一杯です。
それで、試しもせず脊椎反射でコメント書きますが、「降りる」「降りろ」「ルック」「ロック」等の区別は、変換で選択でしょうか。むしろ「風」向きの気がしないでもないですね。
NIK-Code弄ってた時に、外見上無関係でも被って使われることのない画を統合してやりたいなーと何度思ったことか。なので気持ちはわかりますし興味はありますです。
それで、試しもせず脊椎反射でコメント書きますが、「降りる」「降りろ」「ルック」「ロック」等の区別は、変換で選択でしょうか。むしろ「風」向きの気がしないでもないですね。
NIK-Code弄ってた時に、外見上無関係でも被って使われることのない画を統合してやりたいなーと何度思ったことか。なので気持ちはわかりますし興味はありますです。
そうですか、WXGでも無理ですか。確かに風とかさいころとかに向いてそうですね。T9も選択肢がばばばっと出てくる点ではそれらと同じだし。
「ルック」「ロック」は変換で選択ですね。そう言うのが割合少なめなのが「ろ」と「る」だと思って(なんの根拠もないですが)やってみました。十分学習の範囲だろうと。名詞その他に関しては思惑通りだったんですが、「降りる」「降りろ」で躓きました。
活用語尾の「ろ」はシステム辞書にも載ってない(もっと基本的なところに含まれるのだろう)ので、「降りる」をそのまま変換しても「降りろ」が出てきません。文節区切りをいじって「降り|る」にすれば変換できますが、すべての動詞についていちいち区切り直すのも難儀だし、学習させると「名詞サ変」とかで登録されてるし。
日本語には「あ行」から「わ行」までほぼすべての五段動詞があるので、つまりほぼすべてのカナが活用語尾に使われる可能性があるわけです。となるとこのやり方ではどんな音でも同じような問題に直面すると。エントリたてる前に気づけよって感じですが。
助詞も登録できるようになって、用言の活用も新規に作れれば問題ないと思うんですけどね。そうすりゃ方言モードなんかちまちま追加していく必要ないのに。
「ルック」「ロック」は変換で選択ですね。そう言うのが割合少なめなのが「ろ」と「る」だと思って(なんの根拠もないですが)やってみました。十分学習の範囲だろうと。名詞その他に関しては思惑通りだったんですが、「降りる」「降りろ」で躓きました。
活用語尾の「ろ」はシステム辞書にも載ってない(もっと基本的なところに含まれるのだろう)ので、「降りる」をそのまま変換しても「降りろ」が出てきません。文節区切りをいじって「降り|る」にすれば変換できますが、すべての動詞についていちいち区切り直すのも難儀だし、学習させると「名詞サ変」とかで登録されてるし。
日本語には「あ行」から「わ行」までほぼすべての五段動詞があるので、つまりほぼすべてのカナが活用語尾に使われる可能性があるわけです。となるとこのやり方ではどんな音でも同じような問題に直面すると。エントリたてる前に気づけよって感じですが。
助詞も登録できるようになって、用言の活用も新規に作れれば問題ないと思うんですけどね。そうすりゃ方言モードなんかちまちま追加していく必要ないのに。
Posted by jisx6004 at 2005.08.11 09:06 | 編集
では、今日から改名します・・・orz
字形で言えば、次は「め」と「ぬ」でしょうか?
この2つ、月だとよく間違えますしね(・・って僕だけ?)
字形で言えば、次は「め」と「ぬ」でしょうか?
この2つ、月だとよく間違えますしね(・・って僕だけ?)
「め」「ぬ」は左右対象位置で、見た目も似ており、マ行とナ行は近い関係にある(どちらも鼻音)のでミラー現象が起きる条件にあうのかも知れませんね。
どっちにしても、いまのATOKの仕様のままではやっぱり統合は無理ですね。「ろ」「る」と同じ理由で。
どっちにしても、いまのATOKの仕様のままではやっぱり統合は無理ですね。「ろ」「る」と同じ理由で。
Posted by jisx6004 at 2005.08.12 00:59 | 編集
この考えどこかで見たことあると思っていたら、
http://www.asahi-net.or.jp/~dy5h-kdm/q-ref2.htm
これでした。ぎゅうにゅうを「ぎうにう」と入力する方式ですね。
個人的にはこういうのは すきではないですが。
頭で最適化計算して手の負担を減らすのは、頭に負担をかけるから
イヤなので、ローマ字捨てて かな入力してるわけですので。
http://www.asahi-net.or.jp/~dy5h-kdm/q-ref2.htm
これでした。ぎゅうにゅうを「ぎうにう」と入力する方式ですね。
個人的にはこういうのは すきではないですが。
頭で最適化計算して手の負担を減らすのは、頭に負担をかけるから
イヤなので、ローマ字捨てて かな入力してるわけですので。
似てるようですが違いますね。
Madkodさんのは、どっちかというと同音異義語の打ちわけが容易になります。その代わり、規則が複雑です。
僕の記事のやり方はT9にヒントを得ていることからも分かるとおり、変換候補自体は増えるけど、その分IMEにがんばってもらおう、と言う目論見です(崩れましたが)。ですから、負担がかかるとすれば、それは脳にではなくてIMEにです。
候補が増えるので、その分選択に手間がかかる=>脳に負担がかかる、とは言えますが、それは打って変換した後の話で、打つ段階では負担はかからない予定でした。今まで「ろ」と打つときは「DM」だったのが、「M」になる、そしてたまたまそれは「る」とストロークが同じである、と言うだけの予定でしたから(月配列の場合)。
繰り返しになりますが、いまのATOKの仕様ではすべての「ろ」を「る」に置き換えることが出来ません。打鍵数削減のためだけであれば、「動詞の活用語尾や助詞以外の「ろ」は、「る」に置き換える」、だけでも効果はあります。が、今打っているのが動詞なのか名詞なのか、などと打ちながら考えるのは脳に負担がかかるので、諦めたという次第です。
それから、ローマ字は脳に負担がかかると思っていらっしゃるようですが、それはローマ字入力が運動性記憶(この用語が適切かどうかは分かりませんが)になるまでの話であって、運動性記憶として定着してしまえば行段系でもカナ系でも脳への負担は大して変わらないのではないか、と言うのが僕の考えです。脳波でもとって調べてみたいところです。
一般的なローマ字入力は画面に子音が表示されるため、カナ系に比べると運動性記憶として定着しにくいかも知れないとは思っています。
Qwertyローマ字入力の場合は、同指異鍵が多いなど、その配列の非効率性のため、しっくりこない人がいるでしょう。
極論で言えば、Madkodさんのやり方でも、運動性記憶として定着してしまえば脳への負担は考えなくて良いようになると思います。ただそうなるまでのトレーニングが大変だろうとは予想しますが。
Madkodさんのは、どっちかというと同音異義語の打ちわけが容易になります。その代わり、規則が複雑です。
僕の記事のやり方はT9にヒントを得ていることからも分かるとおり、変換候補自体は増えるけど、その分IMEにがんばってもらおう、と言う目論見です(崩れましたが)。ですから、負担がかかるとすれば、それは脳にではなくてIMEにです。
候補が増えるので、その分選択に手間がかかる=>脳に負担がかかる、とは言えますが、それは打って変換した後の話で、打つ段階では負担はかからない予定でした。今まで「ろ」と打つときは「DM」だったのが、「M」になる、そしてたまたまそれは「る」とストロークが同じである、と言うだけの予定でしたから(月配列の場合)。
繰り返しになりますが、いまのATOKの仕様ではすべての「ろ」を「る」に置き換えることが出来ません。打鍵数削減のためだけであれば、「動詞の活用語尾や助詞以外の「ろ」は、「る」に置き換える」、だけでも効果はあります。が、今打っているのが動詞なのか名詞なのか、などと打ちながら考えるのは脳に負担がかかるので、諦めたという次第です。
それから、ローマ字は脳に負担がかかると思っていらっしゃるようですが、それはローマ字入力が運動性記憶(この用語が適切かどうかは分かりませんが)になるまでの話であって、運動性記憶として定着してしまえば行段系でもカナ系でも脳への負担は大して変わらないのではないか、と言うのが僕の考えです。脳波でもとって調べてみたいところです。
一般的なローマ字入力は画面に子音が表示されるため、カナ系に比べると運動性記憶として定着しにくいかも知れないとは思っています。
Qwertyローマ字入力の場合は、同指異鍵が多いなど、その配列の非効率性のため、しっくりこない人がいるでしょう。
極論で言えば、Madkodさんのやり方でも、運動性記憶として定着してしまえば脳への負担は考えなくて良いようになると思います。ただそうなるまでのトレーニングが大変だろうとは予想しますが。
Posted by jisx6004 at 2005.08.24 01:34 | 編集
と思ったけど、やっぱりMadkodさんのやり方の場合は脳への負担はある程度かかりそうですね。同じカナを打つ際に、複数の打ち方があるのでそれを脳内で選択する必要があります。
Posted by jisx6004 at 2005.08.24 02:26 | 編集
なるほど…。2つの文字を一つのキーに割り当てるということでしたか。
IMEの制限といえば ほかにも、IMEのせいで「…」や「『』」は
キーに割り当てられなかったりしますね。
IMEを自作できればいいような気がします。
ローマ字は、「しゃ」を sixya と入力するなら、かなと同じように
頭が楽になると思うんですが、それだとストロークが多すぎるんですよね。
sha と入力すると頭に負担がかかる気が私にはしました。
IMEの制限といえば ほかにも、IMEのせいで「…」や「『』」は
キーに割り当てられなかったりしますね。
IMEを自作できればいいような気がします。
ローマ字は、「しゃ」を sixya と入力するなら、かなと同じように
頭が楽になると思うんですが、それだとストロークが多すぎるんですよね。
sha と入力すると頭に負担がかかる気が私にはしました。
>IMEのせいで「…」や「『』」は
>キーに割り当てられなかったりしますね。
確かCannaやWXGでは割り当てられるんじゃ無かったでしょうか。MS-IME、ATOK、ことえりは特に制限が多いようですが、シェアも多いですね。
「しゃ」を「し+ゃ」だと思って打つ人は「si xya」の方が直感的でしょうけど、「しゃ」を1単位だと思って打つ人は「sya」でも「sha」でも平気なのでは。カナ文字単位で打つか音単位で打つかの違いというか。
>キーに割り当てられなかったりしますね。
確かCannaやWXGでは割り当てられるんじゃ無かったでしょうか。MS-IME、ATOK、ことえりは特に制限が多いようですが、シェアも多いですね。
「しゃ」を「し+ゃ」だと思って打つ人は「si xya」の方が直感的でしょうけど、「しゃ」を1単位だと思って打つ人は「sya」でも「sha」でも平気なのでは。カナ文字単位で打つか音単位で打つかの違いというか。
Posted by jisx6004 at 2005.08.24 16:52 | 編集
「じゃ」の場合 ja、「ちゃ」の場合は cha と入力してたからなぁ。
「ゃ」じゃなくて、「っ」のほうが例としてよかったかな。
「きっと』の場合、 kitto ですよね。kixtuto と入力するのは
ストローク多すぎだし。
でも「そんなっ!」の場合、「っ」を「xtu』と打たざるをえない。または、
natto と入力してから最後の「と」を削除するとかマヌケなことをしなくてはならない。
まあ「っ」が文末に来ることは少ないですが。
って話題がそれてしまいましたね。(←「っ」が行頭に来ることもあります)
すいません。
「ゃ」じゃなくて、「っ」のほうが例としてよかったかな。
「きっと』の場合、 kitto ですよね。kixtuto と入力するのは
ストローク多すぎだし。
でも「そんなっ!」の場合、「っ」を「xtu』と打たざるをえない。または、
natto と入力してから最後の「と」を削除するとかマヌケなことをしなくてはならない。
まあ「っ」が文末に来ることは少ないですが。
って話題がそれてしまいましたね。(←「っ」が行頭に来ることもあります)
すいません。
確かに、「標準的なQwertyローマ字」の「っ」とか「ん」は脳に負担がかかりそうです。「そっんっなっ!」なんて僕は直感では打てません(読めもしませんけど)。
「ん」に関しては負担を避けて常にnnと打つ、と言う人も結構いるようですし、Skyその他の行段配列ではその辺を考慮したのか、単独の「っ」「ん」キーや撥音拡張を用意しているものが多いですね。
「ん」に関しては負担を避けて常にnnと打つ、と言う人も結構いるようですし、Skyその他の行段配列ではその辺を考慮したのか、単独の「っ」「ん」キーや撥音拡張を用意しているものが多いですね。
Posted by jisx6004 at 2005.08.24 17:55 | 編集
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